理事長あいさつ

理事長あいさつ

 5月になりました。丹波篠山では田植えが始まっています。昨年来の米不足により、作付面積が増えるとの話もありますが、地球温暖化の影響で管理が難しくなっており、収穫量が増加するかどうかは見通せないようです。
 我が家にテニス界のレジェンド、松岡修造氏の日めくりカレンダーがあります。その一枚に「三日坊主バンザイ!」という言葉があり、「何をやっても三日坊主なのか?挑戦せずに諦めてしまうことに比べたら、三日も続けられたなんてすごいよ!三日坊主がクセになれば一か月坊主、一年坊主になれるんだ。」とあります。
 和寿園だけでなく、介護分野の人材不足は慢性的で、年中募集活動を行っているのが現状です。このような状況のなか、ある日突然に退職をする方があります。その手段として、最近ではM社のようにその仲介をする業者があり、そこに依頼すると退職に伴う手続きをすべて代行してくれるというものです。そして、業者から直接本人に連絡を取らないようにとの指示もあります。
 確かに、事業所のやり方に不満があるとか、業務内容に不向きであると感じる職員にとって、退職願を出すのは抵抗があるかもしれませんが、社会人のルールとしてきちんとした対応をすべきだと思います。職業選択の自由があるとはいえ、三日坊主でサヨナラし、それを数万円の手数料を払ってまで他人の手を借りる。新しい時代の波になかなか付いていけない私ではあります。松岡氏の言葉を借りると三日間挑戦してほしい、それを次の三日間につなげてほしい。そして、一か月、一年と続けて頑張って欲しい。和寿園は楽しく明るい職場ですから。
 新型コロナの感染状況があまり報道されなくなりましたが、高齢者福祉施設として感染症対策を続けながら、徐々に通常運営に戻れるよう各部署で努力をしてまいります。ご利用者・ご家族はもとより、関係者の皆様には更なるご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願い致します。

                        

                          令和7年5月
                            理事長 山本喜代治