9月になりました。丹波地域では新米の収穫が最盛期になります。昨年の米の不作が影響したせいか、先月にはスーパーの棚から米が消えるほど逼迫していましたが、この現象は徐々に解消すると思います。
コロナ禍以前、和寿園では各シーズンにいろんな催しをしていました。敬老月間の9月には「和寿園敬老会」として、米寿や百歳以上の入居者へお祝い品を贈呈したり、日本舞踊や奇術などのアトラクションでご家族の皆さんとともに祝福の気持ちを伝えていました。
昨年5月にコロナが普通感染症扱いになってから、これらの行事を再開するか迷いましたが、入居者や通所者、また職員にもコロナ陽性者が散発している現状を鑑み、敬老行事は内部的なものとし、毎日接している職員により行うこととしています。
ところで「家族の介護」は殆どの場合突然にやってきます。病気やケガ、また認知症の程度が重くなったことなどにより「普通」の生活が出来なくなり、いわゆる老々介護などその負担がパートナーや家族に重くのしかかってきます。この負担を少しでも軽くするための社会福祉施策として、介護予防・生活支援サービスがあります。
これらの支援を受けるためには、まず要介護認定という段階を経る必要があります。詳しい説明は省きますが、介護保険の被保険者になることで各種サービスを受けられるようになります。この要介護認定で比較的軽い介護度1~2の方のサービスでは、通所介護(デイサービス)があります。和寿園では1日定員35名のデイサービスを運営しており、日曜日を除く毎日、ほぼ定員いっぱいの方にご利用いただいています。
始めてご利用いただく方には不明な点が多いと思いますので、1日お試し体験もしています。先日にはサービスの様子を利用者のご家族に見て頂く機会も設けました。まず知っていただき、より良い時間を過ごして頂きたいと思いますので、何なりとご相談頂きますようお願いします。
令和6年9月
理事長 山本喜代治