11月になりました。旧暦では「霜月」ですが、地球温暖化の影響もあり「霜」が降るより「霧」が発生することが多い丹波地域です。
社会福祉法人和寿園では毎月理事会を開催し、事業運営についての方針や当面の課題、また長期的な事業計画等について検討をしています。
理事は6名で構成され、養護及び特養の施設長、デイサービス所長、外部の有識者として3名が選任されています。一名は金融機関のOB、私ともう一名の理事は公務員のOBで、在職中に経験した業務等を参考にしながら、また、現場の声を聞きながら運営全般についての方向付けをしています。
最近の理事会では、最低賃金がアップしたことによる時間給の見直しや、慢性的な人材不足に対応するためのインターネットの活用、また、米の値上がり等に対し事業への影響を少なくするため、仕入れ方法等についても協議しました。
大きな懸案として養護と特養施設の老朽化による修繕箇所の増加があります。各家庭でもそうですが、屋根や壁などの修繕や電気製品の故障は不思議と一緒になってしまいます。
快適な生活環境を維持していくためには大きな予算を必要としますので、長期的なスパンにたって理事会で協議を進めていきたいと考えています。
丹波篠山市の広報紙11月号の14ページで介護についての情報が掲載されています。
「がんばりすぎない介護をめざして」の表題で「11月11日は介護の日」いい月のいい日に介護についてみんなで考える日です。とあります。高齢者の虐待問題、介護疲れ、介護と向き合う術、ふくし相談窓口などが案内されていますので市のホームページを開いてみて下さい。
最近ではコロナ禍もほぼ収束し、通常通りの運営が出来ていますが、寒くなるとインフルエンザの季節にもなります。和寿園では引き続きマスク着用と検温など外部からの感染を出来るだけ抑える対策を講じています。利用者の皆様のご協力をお願いします。
令和6年11月
理事長 山本喜代治