3月になりました。丹波地方は10年に一度と言われるくらいの大雪もあり、厳しい寒さが続いていましたが、梅の花も咲き始め、春の息吹きが感じられる今日この頃です。
日大の理事長である林真理子さんの「成熟スイッチ」という著書のなかに“面白がって生きる”というエッセイがありました。人生の幸福度を上げるためには出来るだけ面白がることが肝要で、好奇心を漲らせていられることでその人の生き方が素晴らしくなるというものです。遊びは本気でやり、旅や観劇など出かけることが大好きという林さんの持論ですから、すべての人に当てはまらないかもしれませんが、毎日を面白く楽しく過ごしていくことで満足感が高まるとの説は共感できると思います。
福祉の現場ではなかなか難しいことですが、職員やご家族が入居者や通所者と一緒に面白がるためには、施設内だけではなく、買い物やお出かけなどいろいろな機会を通じて好奇心を高め、新しい刺激を得ることで幸福な暮らしを目指していきたいものです。
和寿園では、昨年の12月後半から入居者や職員のコロナ感染者・濃厚接触者が増え、デイサービスの一時休止や、ショートステイの受け入れ停止を余儀なくされました。2月後半になって少し落ち着いていることと、5月から普通の感染症扱いになることから、少し安堵はしていますが、重篤化のリスクが高い高齢者を支援する事業所として、油断することなく感染予防策を徹底してまいりたいと考えています。ご家族や関係者の皆様には、どうかご理解ご協力賜りますようよろしくお願いします。
令和5年3月
理事長 山本喜代治
令和4年4月1日に、法人設立65年を迎えるにあたり、65年の歴史と伝統、さらに100年の大計を目指す和寿園の姿を広く地域に発信するためにロゴマークを作成しました。
ロゴマークに込めた思い
「TEAM CARE」を合言葉に和寿園が地域を支えていきたいという思いを西紀のイメージカラーである緑を使って表現しました。
右側の大きな木は、地域、住民やご利用者を表し、左の木は、法人をイメージしています。
木で表現したのは地域に根付くこと、成長し続けることををイメージしています。チームケアで利用者の満足を高め、和寿園が地域とともに発展していきたいという願いを込めています。
ひとの心に寄り添い、
地域の一員として福祉社会の発展に貢献します
1 信頼の確保に努めます
・ご利用者一人ひとりの命と尊厳を守り、その意向に沿って自立を支援すると
ともに、生きがいと安らぎのある生活を提供します。
・介護技術や接遇技術の向上に努め、最適な福祉サービスを実現します。
・関係法令の順守と経営情報の開示により、地域に開かれた法人経営を
行います。
2 協働の推進を目指します
・専門職の誇りとチームワークを大切にし、持てる能力が遺憾なく発揮できる
職場環境をつくります。
・コミュニケーションを密にし、活力と働きがいのある職場づくりに努めます。
・関係機関・団体、地域との結びつきを強め、相協力して地域の福祉力向上を
目指します。
3 責任の明確化を図ります
・福祉の心を持った優れた人財を育て、和寿園だからできる福祉サービスを
不断に追求します。
・健全かつ持続可能な経営のために、ガバナンスと財務規律の強化に努めます。
・地域の一員として、地域のための経営に徹し、公益事業や地域貢献活動に
積極的に取り組みます。
1 私たちは、人権とプライバシーを尊重し、利用者本位のサービスを
提供します。
2 私たちは、専門職としての役割と責任を胸に、絶えず技術の向上に
努めます。
3 私たちは、コミュニケーションを大切にし、最善のチームケアを進めます。
4 私たちは、常に笑顔を忘れず、活力と働きがいのある職場をつくります。
5 私たちは、和寿園の職員として、ルールを守り職務に誠実に取り組みます。